マイソールスタイルとは、南インドのマイソール市にあるAshtanga Yoga Research Instituteの創始者であり、アシュタンガヨガのシステムを構築したシュリ・K.パタビジョイス師により教え伝えられている、伝統的なヨガの指導法です。現在は孫にあたるR.シャラス ジョイスがSharath Yoga Centreで後継者として指導しています。
ここではそれぞれの能力、経験等に応じて、個々に適切な箇所までを自主的に練習し、指導者は生徒一人一人の体力、柔軟性やスタミナ等を見ながら指導を行い、必要によっては新しいポーズを与えます。最終的に生徒が強く自主的で依存することのない練習ができるようになる練習法なのです。

生徒はそれぞれが自主的な練習(セルフプラクティス)を行っていくことも学んでいきます。理想的なマイソールスタイルとは、指導者が常に生徒の観察をしている上で生徒がセルフプラクティスを行い、必要なときにはアジャストメントやアドバイスが与えられ、また適時生徒の進歩を促す練習法なのです。

アシュタンガヨガの練習は基本的に毎日行われるものです。伝統的に週6日間と新月、満月を除く日は毎日練習を行います。

初心者の方でも初めから問題なく、マイソールスタイルの練習に参加をすることができます。最初からマイソールクラスで練習することにより、最も安全かつ的確な方法でアシュタンガヨガを学ぶことができるのです。初心者は初めからその人にあった個人的な指導を受けることにより、しっかりとした練習の基礎を作ることができます。
この方法により生徒は常に自分にチャレンジをすることができますが、決して能力以上のことをしてしまう危険性を防ぐことができます。

伝統的に練習は毎日行いますが最初のうち、毎日練習を続けるということは本当に大変なことに思われるでしょう。ですがそれにも徐々に慣れていきます。クラスには毎日参加されることが一番望ましいのですが、週に何回かクラスに参加し、それ以外の日は家で練習するという方法でも十分です。またクラスが家から遠い方やすでに自主練習を常に行っている方などは、時々ドロップインでクラスに参加されるだけでもよいでしょう。

練習時の注意事項

練習の少なくとも三時間前から食事を取らないようにしましょう。練習中は香水、デオドラント製品、芳香剤の入った柔軟剤などを使用しないようにしましょう。他の生徒さんのアレルギーを引き起こす原因にもなります。

練習中は静寂を保ちましょう

練習を楽しみましょう!